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まるまる妻視聴率第9話感想10話あらすじ動画。正純のプロポーズ

      2015/03/14

自分を大切に出来るように。

2015年3月11日(水)22:00から放映された『◯◯妻』(まるまるづま)第9話。愛を与え続けたひかりは、愛を受け取れるようになるのか。

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出典:ntv

 

正純を忘れるために。

正純(東山紀之)のことを忘れたくて、看護師の仕事に没頭しようとしているひかり(柴咲コウ)。自らすすんで夜勤にも入り、忙しくしていた。

一方、母・千春(黒木瞳)から、正純がニュースライフをずっと病気療養中で休んでいることを聞かされる。しかし、身を引こうと決心しているひかりは「これからは遠くから応援するだけだから。」と関心のない振りをする。

 

キャスターとしての位置

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一方、正純は、板垣(城田優)から、過激な発言で炎上させたことを理由に強制的に病気療養中にされ、ニュースライフの降板を迫られていた。

正純はスタジオをニュースライフに復帰できるなら、上にもスポンサーにも頭を下げる覚悟だ、と、板垣に土下座をして頼み込む。

その様子から、少しだけ溜飲の下がった板垣は、正純に復帰の条件を出した。「今度からは、局が用意したコメントを読んでもらえますか?」板垣が正純に出した条件。それはキャスターとして復帰できるものの、正純らしさを奪い、形だけの席に座らせるものものだった。

 

カミソリ入りの手紙

正純のマンションを訪ねてきていた愛(蓮佛美沙子)郵便物の整理をしようと、愛が開けた正純宛の送り主不明の封書には、カミソリが仕込まれていた。沢山の血を流す愛。他に頼るところも無かった正純は、愛を連れて、ひかりの務める病院へ駆け込んできた。

愛が治療を受けている間、待合室でひかりは正純に治療の経過を話していた。正純はまだひかりに未練を残していて、どうにかひかりに助けてもらいたいと懇願する。

ひかりは頑なに断り、その場を立ち去るが、その影でその2人の様子を伺っている入院患者がいた。スマートフォンを片手に訳知り顔をしている。

 

降板の危機

愛の怪我から、正純と愛が付き合っていたことが、ニュースライフのスタッフ全員の知るところとなる。

今まで、正純によって振り回されてきた板垣を始め、スタッフは正純の降板をこころから願っていた。ようやくそれを感じ取った正純は、とうとう降板することを了承する。

降板を告げる最後の挨拶だけは出演を許された。しかし、番組冒頭の5分だけ、愛とのこともひかりとのことも、すべてに触れず、降板の挨拶のみをする様、念を押されていた。そして、本番5分前になった時、新たな問題が発覚した。インターネット上に、病院で正純とひかりが向かい合っている写真と共に、ひかりの過去を暴露する記事が流出し炎上していたのだ。

それにより、堪忍袋の緒が切れた板垣は、正純の5分の出演も却下することとした。居座ろうとする正純はスタッフにより強制的に退出させられ、正純の降板は、新キャスターにより口頭で伝えられた。正純のニュースライフのキャスターとして最後はあっけない幕切れを迎えたのである。

 

手のひら返し

ひかりの過去についての噂は瞬く間に病院内に広がっていった。今までひかりを気に入り、頼っていた患者達から拒絶され、行き場を失うひかり。

そのひかりに対し、他の看護師や患者の前で罵倒する入院患者がいた。ひかりと正純のツーショット画像をネットに流した張本人だ。

嫌味たっぷりで、ひかりに説明を求める入院患者に対し、母・千春が分け入り、ひかりを助ける。

「今まで散々ひかりに頼ってたくせに、いかがわしいブログを観ただけで手のひら返すんだ?!」その言葉に、周りの患者たちも目を伏せ、気まずい表情をする。

しかし、病院には居づらくなってしまった。千春はひかりに、知り合いのやっている福島の病院へ行くことを勧める。そしてふたりで一緒に住もうと提案した。ひかりもそれを受け入れる。

初めての母娘二人暮らしに、お互い小さな希望を見出しているように見えた。

 

久保田ひかりになってください。

千春と共に、バスターミナルにいたひかり。務めていた病院を辞め、母と暮らすため、福島へ向かおうとしていた。

その矢先、大輝(浦上晟周)から電話が入る。正純がマンションを手放し、戦場ジャーナリストとして海外へ行くと言い出したというのだ。大輝は、ひかりにそれを止めてほしいという。

その様子を観ていた千春がそっとリンゴを差し出す。ひかりにとって、正純からもらった生きる勇気の象徴だ。

「欲しい物を正直に言わないで諦めちゃうの、あんたの悪い癖だよ。」優しく微笑む母に背中を押され、リンゴを受け取り走りだすひかり。

正純のマンションへたどり着く。玄関を開け、正純を呼ぶひかり。しかし、そこには荷物が運び出され、ガランとした部屋が広がるばかりだった。

間に合わなかったことに途方に暮れ、窓の外へ視線をやると、ベランダに運ばれなかった荷物を見つける。ダンボールの中には、正純に当てたひかりの手紙だけが残されていた。それは、正純にとって、ひかりが必要なくなったということではないだろうか。

そう思った時、ひかりの口から出てきたのは「森のくまさん」だった。ひかりにとって「行かないで、そばに居て」という感情が無意識に込められているメロディーである。

その時、一緒に歌うもうひとつの声があった。正純だった。ここにいることを不思議がるひかりに正純は言った。「その前にやりたいことがあったから。」「お前に会いに行こうと思って。

正純は片膝をつき、ひかりに、用意していた結婚指輪を差し出した。

「俺と、結婚してくれないか?ひかり」

「俺は色んな物を失ってきた。今までの地位とか名声も。全部、俺のせいだ。俺は本当にどうしようもない男だ。何もかもを失ってから気がつくなんて。でも、俺にはお前さえいてくれれば良い。」

「俺は、お前を許す。世界中が許さなくても、俺が許す。」

「おやすみ、いただきます、ごちそうさま、いってきます。ただいまって言わせてくれ。」

「それ以外、俺は何もいらない。これから、何があっても、お前が望んだ久保田正純であり続けることを誓う。」

 

「だから、久保田ひかりになってください。」

 

「はい」と返事をするひかり。指輪を受け取り、泣きながら抱きしめ合う2人。

その時、突然、正純の腕の中でひかりは倒れ、意識を失ってしまった。

そして、次週、いよいよ最終回の中で、ふたりの本当の愛の形が明らかになる。

 

最終回あらすじ。ネタバレ注意
「未来に繋がる話しをしよう」

ひかり(柴咲コウ)正純(東山紀之)にプロポーズされ、信じられないほどの幸せをかみしめる。ひかりと正純は正式に結婚し、新居で新生活を始める。

以前の豪華なマンションとは打って変わって質素で狭い部屋での暮らしだったが、二人は満ち足りていた。正純は、ひかりの心からの笑顔をみる。

結婚式の前日。ひかりと正純は、ガラの悪い高校生数人が騒いで周囲に迷惑をかけているのを見かける。正純は黙っていられなくなり、高校生たちに注意する。

しかし、高校生たちは正純に絡み、暴力を振るう。高校生の一人に蹴られて階段から転落する正純をかばい、2人は土手から転げ落ち、ひかりは意識不明の重体になってしまう。

正純とひかりが襲われた事件は報道され、世間の注目の的に。正純はマスコミに追われることになる。そんな中、板垣(城田優)が正純を訪ねてくる。

板垣は正純に、「ニュースライフ」に出演して、事件の経緯や今の社会に対して言いたいことを話してほしいと頼む。正純は覚悟を持って「ニュースライフ」のキャスター席に着き、ひかりとの生活で知った大事なことを、世間に向かって生放送で訴えかける…。そこに病院から知らせが入り…。

出典:ntv

注目の第10話予告動画はこちら

 

第9話 感想

自分を許すこと。

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とうとう、ひかりが自分を許すことが出来る日が来た。

第9話では、愛の「6年間、あんなこと(正純への完璧な世話)続けられたのって、本当はあなたが正純さんを必要としているからなんじゃないかって。」という言葉や、

大輝が電話でひかりに伝えた中にあった「大輝くんだったらこう言うと思う。『いつまでも俺に悪いから幸せになっちゃいけないとか思われても迷惑なんだよ。私も不幸だったから許してなんて言われてもむしろ腹立つから。それなら、生きてる間に幸せになってもらう方がまだマシだから』」という言葉によって、実は正純への愛と思っていたものが、自分の事を考えていただけのことであったことに気がついたのではないだろうか。

そして、そのタイミングに見ることの出来た虹は、罪を犯した自分には一生観ることが許されないものだとひかりが思い込んでいたものだった。

母との和解により心が満たされた部分と、自分の思い込みへの気付きから自分も愛を求めても良いことに気づき、ひかりは走り始めた。

遊川和彦の意図

久保田家がひかりの過去を知った時の、急な態度の変化。特に母親はどんなこともネガティブなことはひかりに結びつけるようになってしまっている。今回も、過去を知った病院内で急に手のひらを返された。

不都合なことがあったら今まで築き上げたものがゼロになる世間。ネットに流れる情報が真実として信じられていく風潮、それに対し思うことがある、と演出の遊川和彦は以前、東山紀之との対談の中で明かしている。

東山「自己満足って言葉がありますが、自己を満足させなくては人を満足させることは出来ないですよね。」

遊川「今の時代、自分肯定感の低い人が多い。ネットとかで、人の意見を聞いているのではなく、立ち止まって自分を見つめるってことが大事なのではないかと思うね。」

自己肯定感と、人をお世話をするということ

東山の言うとおり、自己を満足させる、というのは「自分を肯定してあげる」ということである。良くない部分も良い部分も含め、自分を認めてあげる、ということである。

ひかりが今まで、正純に捧げていた貢献は、結局のところ、一方的な自分の感情だけで出来上がっていて、それは通いあうものではなかったのだろう。

正純が今までダメダメ夫であったのと同じように、ひかりもまた、本当はダメダメ妻だったのだ。夫婦というのは鏡のようなものなのである。

そして、ふたりが気が付いた以上、初めての幸せが訪れるのではないだろうか。最終回の展開に期待感が高まる。

 

第9話動画

3月18日(水)21:59まで無料動画配信

第9話動画はこちら

または、こちら。

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これまでの視聴率

第1話:14.4%

第2話:15.2 %

第3話:13.9 %

第4話:15.2 %

第5話:14.7 %

第6話:13.3 %

第7話:14.3%

第8話:12.9%

第9話:13.9%

 - ◯◯妻, エンタメ系, ネットで話題

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