Dr.倫太郎。第2話感想と視聴率第3話あらすじ。つまらないと賛否
第2話は微妙?
2015年4月22日に日本テレビ系列で放送した堺雅人主演×脚本家中園ミホの「Dr.倫太郎」第2話。
『ある精神科医が繰り広げる大人のエンターテイメント』と銘打ち、第1話では沢山の視聴者の心を震わせた。(色んな意味で。)
期待のかかる第2話。しかし、インターネット上では、検索サイトで「倫太郎」と入力すると第2候補の単語として「つまらない」が表示されてしまうほど、ガッカリ感の否めない回となってしまったようである。。
なぜ?つまらないという
感想になったのか。
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第1話と比べると、はっきり異なっていたことがある。
それは、観ている人に寄り添ったリアルに居そうな患者ではなく、ドラマ性のある特殊なシチュエーションの(有名作家が妄想に取り憑かれるという)患者であったこと。
これに尽きるのではないだろうか。
前回は、近藤春菜演じる繭子に、自分の辛さを投影して観た人も多かった。そして、その自分にダイレクトに響くやさしい言葉をかけた倫太郎に好感と共感を持った人も多かったのではないだろうか。
第2話でも、その心が震える感じを求めていたはずである。しかし、ドラマらしい脚本の展開に、その期待が肩透かしに終わってしまった。
だから、ストレートに「つまらない」という感想につながってしまったのだ。
第2話ダイジェスト&感想
今回の患者は、恋わずらいの大物小説家
ベテランの大作家である原田(辻萬長)。最新作の評価が悪くて気分が塞いでいた。幻覚を見たり妄想を見るようになり、思い込みから周りに当たり散らし、更に小説をかけなくなってしまったという症状の患者だった。
妄想型統合失調症と宮川主任教授が診断したが、最終的には倫太郎が「原田のむつみへの愛」に気が付き、短期精神病性障害と診断しなおした。
娘さんではなく『むつみ』さん
冒頭から聞き取りづらく、堀内敬子演じる原田の秘書が『娘さん』と呼ばれている様に聞こえ、視聴者が混乱した。
「娘に恋愛感情抱いてるって話し?!」「親子の黒歴史の話し?!」と、聞き間違いにより、歳の離れた恋愛から、タブーの愛に話が発展してしまった。
本来の設定は、15年来の秘書であり、娘ではなく赤の他人。関係としては原田との恋愛も可能だったが、歳近い別の男性を選んだ。
恐らく相手は、出版社の原田の担当者。出版社の応接室で、「むつみさんにピーナッツをぶつけないでください!」と叫んでいた男性だ。
夢乃ってもしかして、
すごーーく悪い女?
今回、夢乃の上手な悪女の面がクロースアップされていた。
芸者として、お客を手玉に取るのもお手のものだ。
第1話で、倫太郎を恋という精神疾患に落とし、今回は「会いたい」と言って、置屋へ迎えに来た倫太郎から花代(出張費)10万円をせしめた。(倫太郎は夢乃と外で会うことに代金を支払わなければならないことを知らなかった)
ちなみに花代とは、芸者さんに支払う代金のことである。
花代(はなだい)とは、行事や催し物を行うにおいて、寸志を出す、寄付を募ること。 お花も参照。 芸妓・舞妓などを呼んで置屋や茶屋、料亭で宴席を設ける場合の代金。 花街では、華やかな花に見立てて「花代」と呼ぶようになった。
出典:Wikipedia
その後、更に「父の治療費」と言って、300万円をあきら(夢乃の本名)の口座へ振り込ませた。
しかし、その300万円で足りないと判るとすぐに円能寺へ無心した。
そして、第2話ラストでは、倫太郎の家の前で待ち、現金で返す、というアクションを行うことで、更に倫太郎の心に食い込んでいった。
騙されちゃう倫太郎って
もしかして、ダメ男?
いかに夢乃がキレイで、いかに惚れていたとしても、すぐに信じて300万振り込んでしまうのはどうだろう?
精神科医としては、相手の本心を見抜くべきではないかと思われるし、男としても騙され易すぎだ。大体、ATMから300万振り込むなんて、セキュリティーが飛んでくるレベルだ。あまり現実的ではないのではないだろうか。
しかし、恋に落ちると一般常識の『たが』が外れてしまう場合がある。正常な時ならありえないような行動も不思議と思わず行なってしまうものだ。
もし、倫太郎が第2話ですでにそのような状態に入っているとするなら、かなり危険だ。この先のストーリーが仄暗い悲しい結末のになってしまう可能性が高い。
倫太郎のメインバンク
ちなみに、倫太郎が振込に使っていたATMは「Central BANK ~」・・・ということは・・・「中央銀行」?!
出典:Dr.倫太郎第2話
『東京』こそ付いていないが、これは「東京中央銀行」を舞台とした半沢直樹へのオマージュではないかと思われる。
タモリの名言
第2話
『私の好きなコメディアンが言っている。』シリーズ。
すでにこれが、堺雅人と同じ事務所の田辺エージェンシー所属の先輩、タモリの名言であることは知られている。
第2話では以下の言葉が引用された。
「恋愛は変態への第1歩である。」
「人生は妄想だ。我々は妄想族だ」
更に今回は、料理上手としても知られるタモリのレシピによる、カレーともやし炒めを倫太郎が再現していた。
第3話あらすじ
重傷を負った女性・弓子(宮本真希)が救急搬送された。
弓子の手術を担当した百合子(吉瀬美智子)は、弓子の怪我はDVによるものではないかという疑いを指摘する。
それを聞いた倫太郎(堺雅人)は、彼女に精神的ケアが必要ではないかと考え、話を聞こうとする。
しかし倫太郎が話を聞こうとしても、弓子は何かを隠している様子だった。
しかも弓子の夫・司(北村有起哉)は感情の起伏が激しく、DV加害者に多いタイプの人物で、弓子が司からDVを受けている可能性は高いと研修医の葉子(高梨臨)は主張する。
そんな中、夢乃(蒼井優)が倫太郎に、700万円を貸して欲しいと懇願し、その代わりに身を捧げると言い出す。
一方、司がDVを疑われていると知った弓子は、転院を希望。弓子から拒絶された倫太郎だが、彼女の問題を解決すべく、「ある方法」を実行しようとする。
出典:日テレ
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日テレオンデマンド
第2話の配信は、4/29 よる9時59分までとなる。
第2話視聴率は
13.2%
第1話は、13.9%だった。このドラマに対する期待値が高かったために、13%台でも低いと評価されている『Dr.倫太郎』だが、第2話も13%台をギリギリキープ。
かたや、今期最大のライバルと言われている、キムタクの『アイムホーム』は第1話が16.7%と、このクールで1番高い数字を記録した。
今回、Dr.倫太郎では視聴者の心が少し離れた感が否めないが、第3話での巻き返しに期待したい。
過去回の視聴率や相関図はこちら。
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