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まるまる妻視聴率第8話感想9話あらすじ動画。森のくまさんと母千春

      2015/03/11

母・千春の想い。
「ずっと観ていました。」

2015年3月4日(水)22:00から放映された『◯◯妻』(まるまるづま)第8話。今回、今まで明かされていなかった、ひかりの最後の謎が明らかになる。

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出典:ntv

 

ひかりを助けたのは・・・

深夜、赤信号のスクランブル交差点へ歩き出したひかり(柴咲コウ)を助けたのは、母・千春(黒木瞳)だった。ひかりをかばった千春は、打撲・ムチ打ち・腰骨の骨折の重症。そしてひかりは守られ、軽傷で済んだ。同じ病室の隣同士に2人は並んで横たえられていた。

千春はひかりに対し、笑いながらいつもの軽い口調で「あんな男のことなんか忘れて、これからゆっくり考えれば良いよ。」「こう見えてさー、心配してんのよ。ふたりっきりの家族なんだから。」その態度にひかりは激高する。「今更母親づらしないで!子供の頃からアタシのことずっとほったらかしにしてたくせに!」そう言って拒絶した。

 

離婚発表

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一方、正純(東山紀之)は、板垣(城田優)の作成した離婚発表のFAXが業界に配布され、離婚は世間にも報道された。22時につい電源を入れてしまったTVで正純の姿を確認する。

フラッシュバックするあの日の記憶。『ひかりのことは忘れる』『(めぐみに)ずっと見守ってくれ』これで、契約妻は完全に終了した。森のくまさんを口ずさみながら、契約書を破り捨てるひかり。なぜ今、この場面でこの曲なのだろうか。

 

ふたりの『大輝』

ひかりのいる病院に、手首を切った少年が運ばれる。それは正純の姉・美登里の息子・大輝(浦上晟周)だった。リストカットをし、意識が遠のきそうになって自分で救急車を呼んだとのことだった。

治療が済み、病室で大輝とひかり、ふたりで話すことが出来た。「生きてたらどんな良いことがあるんだよ。」「友達はすぐ裏切るし、家族だって自分のことしか考えてない。学校でも家でも俺に生きてて欲しいって思ってる奴なんか居ない」

正純の言葉を引用して励まそうとしたが、駆けつける美登里に「今後一切自分たちに関わるな」と追い出されるひかり。

 

通る時は閉まってて、通らない時は開いてる。

その後、美登里の末娘・成美(平澤宏々路)からひかりに電話が入る。 大輝が病室から姿を消したこと。大輝が妹を通じて、ひかり伝言を伝えたのだ。

大輝が向かった先は「通る時は閉まってて、通らない時はあいてる病院から一番近い、早く見つけないと死んじゃう場所」だという。ひかりは謎を解き、閉じられた踏切の中にいた大輝を助け出す。

そして、ひかりは大輝に言葉を伝えた。

「死んだ息子が、あたしの殺した息子が生きてたら、あんたと同じ年くらいなの。本当に死にたいなら、アタシが殺してあげる。一人殺すのも、2人殺すのも一緒だし。」

「生きてても良いことなんかあるのか?って。あなたには正純おじさんがいる。何かあった時には正純おじさんに聴けば良い。あなたの家族なんだから。」

そして、ひかりは美登里にも伝えた。「ずっと、あなたに言えなかっことがあります。アタシの息子が生きてたら、大樹クンと同じくらいの年なんですけど、それだけじゃなく名前も一緒だったんです。」

「あの頃、一番人気だった大輝にした。大きく輝くって良い名前だなって思いました。あなたも一緒なんじゃないかって。」

涙を流しながら大輝を抱きしめる美登里。素直に「ごめんなさい」と口にするふたり。和解したかのように見える。

 

森のくまさんの意味

病室で朝を迎えたひかり。母が歌う”森のくまさん”が聴こえる。頭を撫でられている。

目を覚ましたひかりが、母に問う。ずっと不思議だった。契約結婚してから、なんでこの歌が頭に浮かぶんだろうって。なぜ、辛い時にこの曲が口から出てしまうのか、と。

母が答えた。「小さいころね、よくあんたにせがまれたの。」「お母さん、私が寝るまでずっと歌ってて。どこにも行かないでって。」「あんたアタシが時々、他の男の家に行くの気付いてたから。」

森のくまさん”は、単なる子守唄ではなく、ひかりにとって「そばに居る」「行かないで」という気持ちとリンクしたものだったのだ。

母が告白を続ける。

「いろんな男と付き合えば付き合う程、この世でお父さんだけを愛してるって気付いたの。だから、あんたが事件を起こして、少年院に入った時、ひかりがおかしくなったのは全部お前のせいだって怒鳴られた時は、死にたくなった。その後、お父さんが自殺したら、死のうと思った。でも、その後、あんたが少年院から出てきた時、自殺未遂をしたって知って。そんなことしちゃいけないって。」

「もうやめて。自分で死のうとするなんて。あんたね、2回も死のうとしたんだよ。仏の顔も三度までっていうけどさぁ、次やったら本当に死ぬよ? 嫌なの。大切な人がふたりとも自分で死のうとするなんて。

 

母の後悔と決意

母の暮らしているホテルで、窓際に双眼鏡があることを見たひかり。その窓からは正純のマンションやあの交差点が見える。

「もしかして、ずっと跡をつけてたんじゃ。窓から、ずっと見張ってたの?」

そう気付いたひかりだったが、それは、急に胸を抑えて苦しみだす母に遮られてしまった。それは答えをはぐらかすための芝居であった。しかし、突然のことに慌てたひかりが「お母さん」と呼ぶのを聞いて、涙をこぼしながら、千春は喜んだ。それを複雑な表情でひかりは見つめていた。

 

ナースの仕事

数カ月後、そこにはナースとして働くひかりの姿が。「やることは優しいけれど、言うことははっきりしてて容赦無い」という評判のひかり。

ある日、特別室の患者がワガママで手がつけられないと、ひかりに担当するよう指示される。特別室へ行ってみると、そこにいた患者は顔を腫らした正純だった。

ひかりと別れて以降、言動が更に激しくなった正純。視聴者からの抗議や番組サイトの炎上など大きな問題となっていた。

「ひかり、助けてくれないか?お前が居ないとやっぱり俺はダメなんだよ。やり直せないか?俺たち」

「私とあなたは、もう俺達という関係にはなれないんです。めぐみさんのためにも。付き合ってるんでしょ?」という問いに目線をそらし、黙りこむ正純。このリアクションでは付き合っていると答えているのも同然だ。

 

ヒーローへの愛

「一緒にいても、正純さんの顔に書いてあるんです。わたし、どうしたらいいかわからなくて。」正純を見舞いに来た愛(蓮佛美沙子)がしょげている。

愛の頬を平手打ちするひかり。「あなたはこの程度のことで挫ける人ですか?私はあなただから身を引いたんです。」

あの人はヒーローなんです。ヒーローと暮らすことが大変なのは当たり前です。そんなのは世界を良くすることに比べたらちっぽけなことなんです。」

そして、ひかりは正純の病室に向かい、正純の荷物を片付け始める。「いつまでもこんなところに居ないで」

あなたは、私のことを忘れるって言った。めぐみさんにずっと見守ってくれって言ったんですよ。あなたはニュースライフを諦めるんですか。これぐらいのことで諦めるなんて、久保田正純のやることですか?

 

「ふたりとも自分の居るべき場所に戻ってください。」

ひかりに叱りつけられ、とぼとぼと歩き出し、しかし睦まじく見えるふたりを見送った後。ひかりは、待合フロアへ行き、何事もなかったように笑顔で患者さんに声をかける。

何人かに声をかけ、立ち上がったその視線の先には、涙ぐんで笑顔で見つめている母が居た。「ひかり。だいじょうぶ。だいじょうぶだよ」その声を聞いて、涙が溢れだしたひかり。

自分から母に近づき、母に寄りかかってこらえきれない泣き声をあげた。

 

第9話あらすじ。ネタバレ注意
「叩いてホコリの出ない人間なんかこの世に居るの?!」

ひかり(柴咲コウ)は、「ニュースライフ」を休んで弱気になった正純(東山紀之)を叱咤し、愛(蓮佛美沙子)に正純を任せる。彼女は、正純への思いを吹っ切るように看護師の仕事に打ち込むのだった。

正純は番組に復帰するため、「ニュースライフ」のスタジオへ向かった。しかし、板垣(城田優)はテレビ局上層部の決定に従い、正純を降板させるつもりだった。正純は、復帰させてほしいと土下座して懇願。板垣は正純の復帰を認める代わりに、番組では正純が自分の意見を言わずにスタッフの考えた原稿を読むという条件を突き付ける。怒りを覚える正純だったが、キャスターを続けるためにあきらめずに戦うというひかりとの約束を守るため、その条件を受け入れる。

そんな中、愛は正純の家を訪ね、正純宛ての手紙を開けようとして指にケガをしてしまう。手紙にはカミソリが仕込まれていた。正純は愛をひかりが勤める病院に連れて行き、処置をしてもらう。愛から正純の苦しい立場を聞いたひかりは、正純を心配する。正純はひかりに、どうしたらいいのかと助けを求めるが、ひかりは「自分で決めてください」と突き放すのだった。

愛のケガにより、正純と愛の交際を板垣ら番組スタッフが知ることに。これ以上問題を起こしたくない板垣は、正純に降板を言い渡す。 さらに、正純のプライベートを暴くブログがネット上で拡散。そのブログには、ひかりの過去も書かれていた。 番組を降板し、私生活までさらされた正純は、すべてを失う。一方、ひかりは、千春(黒木瞳)とともに東京を離れようとしていた…。

出典:ntv

注目の第9話予告動画はこちら

 

第8話 感想

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「そう言えば・・・」と思い出したのは、ひかりも母親からネグレクトされ、育った子供であったということだ。そして、ひかりもまた、どうしようもない環境であったとしても、ネグレクトで息子を死なせてしまった。これは、やはり負の連鎖だと思う。

そして、ひかりが自分と同じことをした罪を知り、最愛の夫に自殺された時、千春はどれだけ後悔しただろう。

最後の場面、母にもたれかかって涙を流したひかり、そして背中に手を回し、ひかりを抱きしめた千春。ここがこの母子の気持ちが溶解したポイントだろう。

母の後悔と娘のトラウマ、長い時間かけて積み上げられたものは簡単には解消できなかった。しかし、それぞれの本当の気持ちを理解した時、相手への思いやり(愛情)が生まれたのではないだろうか。

考えてみると、千春はいつもタイミング良くひかりと正純の前に現れていた。第1話ラストで、目をつぶってスクランブル交差点を渡ろうとしたひかりとぶつかったのは千春だった。いつも、第7回でも、正純がマンションで家族に責められていた時、丁度良いタイミングでチャイムを鳴らしていた。

そして、今回のひかりの自殺を防いだ千春。ずっとひかりを見守ってきたということがわかる。過ぎてしまった時間をやり直すことは出来ないし、亡くなった人は生き返らない。千春は、ひかりを見守り続けることで、その後悔を償いたかったのだろう。

その思いは、今回、やっとひかりに届いた。今までは、母を許せないこと、ひどい目にあってきた自分のことを愛せずにいた。しかし、母の思いを受け取ることで、やっと気持ちが癒やされ始めたのではないだろうか。

母との関係が改善したことで、ひかりの人生には変化が訪れるだろう。正純への愛情も、これからは表現が変わっていくのかもしれない。

 

第8話動画

3月11日(水)21:59まで無料動画配信

第8話動画はこちら

 

更なる謎が明かされる今後

第5話(2/11放送)済み
「私は子供から逃げ、放置して殺してしまった殺人者です。

第6話(2/18放送)済み
「イヤホンから流れていた音はニュースライフの正純の言葉でした」

第7話(2/25放送)済み
「私と一緒に居ない方が正純さんは幸せなんです」

第8話(3/4放送)済み
行かないで欲しかったから子守唄だった”森のくまさん”を知らずに口ずさんでいました」

 

これまでの視聴率

第1話:14.4%

第2話:15.2 %

第3話:13.9 %

第4話:15.2 %

第5話:14.7 %

第6話:13.3 %

第7話:14.3%

第8話:12.9%

 - ◯◯妻, エンタメ系, ネットで話題

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