流星ワゴンの視聴率第7話感想と8話あらすじ。健太高木星来の演技力
2015/03/05
3月1日放映の
第7話
今回は、橋本親子がメインのストーリー。健太を成仏させたい橋本と、それを拒む健太。そして、そのふたりに忠さんと一雄が協力をする。
出典:TBS
第7話あらすじ
生まれ変わり
健太(高木星来)を成仏させたい橋本(吉岡秀隆)。もう一度、ちゃんと母親に会って自分のことを覚えているかどうかを確認したいという健太の願いを聞き入れ、再会を果たしたら成仏することを約束する。
チュウさん(香川照之)に問い詰められて、橋本が言う。幽霊とは、感覚はない。しかし残した後悔が、痛覚や寒さなどを感じていると、錯覚させている。その感覚がないと、暗くて深い淵に引きずり込まれそうになる。大きな後悔の残して死ぬとはそういうことだと。
そして、自分はというと、「私は健太といっしょに行くことは出来ません。神様があんな事故を起こした私を簡単には成仏させてはもらえないみたいです。」そう言いながらいつもの様に微笑む橋本。健太を成仏させるということは、橋本親子の別れを意味していたのだ。
「それで健太が成仏できるなら。生まれ変わって、新しい未来を生きることができるのなら、せめて最期くらい親らしいことをしてあげたい。」それが橋本の願いだった。
母親との再会
チャイムを押す健太。しかし返答はない。その時、強風が吹いて、健太の描いたママの似顔絵が飛ばされる。飛ばされた先は、母親の新居の庭。健太が拾いに行くと、母親が額から血を流して倒れていた。脚立から落ちたようだ。
一雄(西島秀俊)の通報で無事に病院に運ばれた母。病室から離れようとする健太。その時、母が目を覚まし、健太を呼び止める。そして2人は会話をすることが出来た。
「ママの子に生まれてよかった」
「ママもずっと健太のこと忘れないから」
やっと、伝えたいことが伝えられた。
健太の成仏
橋本のいるワゴンに戻った3人。さっそく健太を成仏させようとした橋本だが、健太が成仏したくないと言い出した。「ママと約束したんだ。ママのことをずっと好きでいるって。成仏したら忘れちゃうんでしょ?!だから成仏したくない。」
健太は母親からもらったボールを持ったまま道路に飛び出してしまった。そこへトラックが走りこんできた。
すんでのところを助けた橋本。「幽霊がひかれようと痛くもなんともないのに、ばっかじゃないの。」という健太の頬を初めて殴って、普段物静かな橋本が聞いたことのない大声で叫んだ。「生きてようと死んでようと、お前が事故に遭うところなんか絶対に見たくない!!」
そして事故現場へ。
そこで、初めて自分は行けないことを伝える橋本。「生まれ変わってもパパとママのこと忘れないよ」パーカーを脱いで、橋本に渡す健太。
受け取り、大粒の涙を流しながら、橋本も最後の言葉を健太に伝えた。「健太、ごめんな。パパのせいでお前死なせちゃって。」「ママと離れ離れにしちゃってごめんな」
「本当だよ!大大大迷惑!!」そういって背を向けて歩き出す健太。止めようとするチュウさんを静止する橋本。健太は街灯の光の下を最後に、姿は消えていった。
しかし、納得がいかないというチュウさん。だだをこねる様に怒り続けるチュウさんに一雄が伝える。「俺達の別れはもっと嫌なものになるんだ。冷たく冷えきったまま、顔を合わせることもなく、そのまま死に別れるんだ」
戻って来ちゃった
思いきれず、道路に佇み続けるチュウさんが、街灯の遠くに人影をみつける。
信じられないことに、成仏したはずの健太が戻ってきてしまったのだ。そして橋本に言う。「まだ思い残したことがあったんだ。肩車して?」喜んではいけないと思いつつ、嬉しさに健太を抱きしめる橋本。本当の親子のようにみえる。
一雄の生死は?
「おそらく、次の場所が最後です。」走るワゴンの中、橋本がチュウさんと一雄に教えてくれた。本当は他の同乗者には教えないのだが、今回は特別だと言う。
「もうひとつだけ最後に、教えてください。」
「僕は死ぬんですか?」
その言葉を発した一雄は穏やかな表情をしていた。
第8話あらすじ
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「僕は、死ぬんですか?」
一雄(西島秀俊)が橋本(吉岡秀隆)に問いかける。忠雄(香川照之)も橋本も健太(高木星来)も、ワゴンに乗っている者は皆、後悔を抱えたまま死に直面した人間だ。なら自分も、この旅が終わったときに死ぬのではないか…。
それを聞いた忠雄は驚いて橋本に詰め寄るが、橋本は答えない。もうすぐこの旅は終わる。どうか悔いの残らないように…そういって橋本はワゴンを最後の場所へ走らせる。
一雄が降り立ったのは、広樹(横山幸汰)が滑り止めの中学の受験にも落ちた頃の永田家だった。後がなくなった広樹は気が張り詰め、美代子(井川遥)は相変わらずパチンコにのめりこんでる。そして借金はさらに膨れ上がっていた。一雄は、美代子が抱えている思いを大きく捉え違えていたことにやっと気が付く。
しかし結局何も好転していない過去の世界は、一雄が知っている現実と同じ道筋を進んでいく。このままではまた何も変わらない。どうすれば美代子と広樹を救えるのか…悩む一雄に、澄江(倍賞美津子)から電話がかかってくる。忠雄と澄江の夫婦としての強い絆を感じた一雄は、忠雄流のやり方で家族を救おうと動き出す。
出典:TBS
第7話感想
今回のストーリーは原作の中でも名シーンとして、読者の心に残っている橋本親子の別れの回だった。さすがに実力派の俳優が揃っているだけあって、感動的な良いシーンとなっていた。
別れの場面、健太がパーカーを脱いで橋本に渡したシーンは元々は台本になかったとのこと。チュウさんを演じる香川照之が、監督に提案し、急遽追加になったシーンだ。
香川「フリースは置いていったらダメですか?現実が変わらなかったことでぼくの上着は消えてしまったし、チュウさんはどんなに寒くても橋本のフリースはこの二人の現世で得た絆だと思って袖を通せなかったし、現世の象徴のようにぼくは思っているんです。」
出典:TBS
雪が降る極寒のロケの中、健太役の高木星来も「身体の寒さよりも心の寒さのほうが大きいんだから」と、フリースを置いて前へ進んでいったそうだ。
いよいよ残り3話となったのだが、メインである一雄の家族はまだまだ崩壊する現実は変わっていなかった。7話最後には、広樹(横山幸汰)がいじめられ、美代子(井川遥)は相変わらず借金をふくらませていた。
ここからの怒涛の展開となるのは確実だ。撮影クルーの日誌によると、最終話は回想シーンと現在のシーンが入り混じり、どちらがどちらであるかファジーな感じにする演出がなされるという。今から楽しみである。
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今日のチュウさん~第7話名言~
「どうじゃあ!これが親子なんじゃ見たかー!親はのう、親と子供ちゅうのはのう、理屈で別れるもんと違うんじゃきぃ!別れよう思おても別れられんのが親と子なんじゃ!わかったかぁ!!」
第7話視聴率
第1話:11.1%
第2話:11.7%
第3話:11.1%
第4話:9.6%
第5話:8.3%
第6話:9.0%
第7話:9.0%
動画が無料で。
見逃し配信
第7話の見逃し配信は3月8日20:59まで
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