流星ワゴンの視聴率第9話感想と最終回あらすじ。一雄の想いが伝わる
2015/03/17
3月15日放映の
第9話
生きるか死ぬかより大事なことがある。そして死ぬ前に最後の別れを言いたい。そう言う一雄の願いが叶えられる。
出典:TBS
第9話あらすじ
最後のタイムトリップ
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これが最後になるという次のトリップに向けて、一雄(西島秀俊)は橋本(吉岡秀隆)に懇願する。美代子(井川遥)と広樹(横山幸汰)と、死ぬ前に最後にもう一度向き合いたいと。
その願いに対し、「強く願ったところへ行けますので安心してください」と答える橋本。しかし、2人が、一雄が死ぬ前提で話していることが気に入らないチュウさん(香川照之)。一雄が死んでしまうということがどうしても納得がいかない。
一雄が最後のやり直しの旅に出るときも、チュウさんは拗ねてワゴンには乗らなかった。
辛かったら逃げろ
受験の日の前夜、夜の観覧車に広樹を誘う一雄。広樹との最後の時間に、自分の想いを全て伝えるために。広樹の未来を案じ、一雄は「辛かったら逃げろ」と伝える。
「お父さんは誰よりもお前を愛してる。お前は俺の宝物だ。」涙を流しながら頷く広樹。一雄の言葉は今度こそ広樹に伝わったようだった。
広樹の未来と、広樹の信じる未来を信じて、思いの丈を伝えることが出来た。
妻の心情
美代子にはその翌日、広樹の合格祈願のために神社へお参りに行こうと誘い、2人で会う時間を作った。そこで一雄は美代子に真実を話す一雄。
これから起きる未来の話し、広樹の未来、美代子の借金、ワゴンの話し、そしてチュウさんのこと。普通なら信じられない物語を、未来に美代子が書いた離婚届を証拠に見せ、これまでに自分が経験したことを話し、そして今の本心を話した。
「謝りたかった。君がギャンブルにはまったのは、僕に対する不満のストレスからだったんだな。本当にすまなかった。」
しかし、美代子はにわかには信じることが出来ない。「あなたと一緒にいると、息が詰まるの。ギャンブルをしている時だけ、それを忘れられた。」「あなたの言うことが本当なんだったら、その”チュウさん”という人に会わせてみなさいよ!私は他の神社に行くわ。」一雄を罵倒して、一雄を置き去りにし、その場を去る美代子。
その道中、リサイクルショップが目に入る。昨夜、一雄からもらった腕時計が頭をよぎる。その店に入ろうとしたところをチュウさんに止められる。
一雄から聞いた通りの風貌のチュウさんが現れたことによって驚く美代子だったが、チュウさんは「一雄に向き合ってやってくれ」と懇願する。
夫婦が本当に向き合う時間
振り返った美代子の目の前からチュウさんは消えていた。チュウさんの進言通り、もう一度一雄の元へ戻り、話し合うことにした美代子。
「美代子に苦労かけたくない」という一雄の言葉や『家族思い』は一雄の自己満足でしかなかったこと、自分が信頼されていないことがどんなに辛かったかを。「あなたと一緒に怒ったり泣いたり、笑ったりしたかった。あなたと一緒に”生きて”いたかったの。」
本当の気持ちをぶつけた美代子。そして一雄の話しを受け入れる余裕が出来た美代子の「もう一度聞かせて」というリクエストに答え、一雄はもう一度、丁寧にやり直しの旅を語った。そして、自分の死が近づいていることも。
たとえ結果が分かっていたとしても
参道を歩く夫婦の間に、久しぶりに穏やかな空気が流れる。一雄の中には満足感があった。「伝えたいことは伝えた。やれることはやりきった。もう思い残すことはない。」
「美代子、幸せになれよ。どうか幸せに。もっともっと、君と広樹と一緒に生きて行きたかった。」その気持ちを美代子は確かに受け取っていた。たとえこの後一雄が消えて、この出来事を自分が忘れてしまうんだとしても。
神社からの夫婦みちを手をつないで歩く一雄と美代子。思い出が走馬灯のように流れる。
「美代子、ありがとう」その言葉を残し、鳥居をくぐったところで一雄は消えた。
そしてその姿を、チュウさんは遠くから見守っていた。
チュウさんのお願い。
一雄が美代子と参道を歩く、少し前の時間。チュウさんはワゴンで橋本に詰め寄っていた。
「カズの生き死にはあんたが決めるんか?」
その表情は、今までの強がっていたチュウさんとは全く別人の様に真摯だった。
「カズを死なせんとってつかぁさい。ワシの大事な大事な息子なんです。こげなところでくたばる訳にはいかんのです。ワシなんでもしますけぇ助けてつかぁさい。」
「ワシが今すぐ死にますけぇ、ワシが生きるはずだった時間を1分でも1秒でもカズにやってつかぁさい。」
「チュウさん、あなたは・・・」橋本が目を伏せながら、チュウさんに告げた。
一雄の帰還
次に一雄が目を開けた時、そこはワゴンの中だった。その中にチュウさんが居ないことに気がつく。口を真一文字に結んだ橋本と、涙を流している健太(高木星来)。その様子に、ただならぬものを感じた一雄は、チュウさんの行方を訊く。
橋本が言う。「いつかこうなることは分かっていましたよね?残念ですが、チュウさんは時間切れです。」
次週、いよいよ朋輩の旅に終止符が打たれる。
最終話あらすじ
一雄(西島秀俊)が戻ってきたワゴンに、忠雄(香川照之)の姿はなかった。
健太(高木星来)が泣いている。「時間切れです」と橋本(吉岡秀隆)は言った。
現実世界の忠雄は、まだ死んではいないものの、その時がもう目前まで迫っており、生霊の忠雄も存在できなくなってしまったのだ。
一雄は橋本から、忠雄の「とてつもなく大きな後悔」が、一雄を苦しみから救うこと、そして親子の絆をとりもどすことだったと知らされる。
このままでは、忠雄はたったひとりで、永遠にこの世をさまよい続けることになる。今度は自分がチュウさんを助けたい…。忠雄を追って、ワゴンは現実世界の福山へ飛ぶ。
2015年1月・福山。無事に現実世界にたどり着いた一雄たちは、忠雄を探して永田家前までやってくる。一雄が子どものころからずっと変わらない、古い家だ。
次から次へと会社の新しいビルを建てていた忠雄が、なぜ自分の家は建て替えなかったのか。
その理由を、橋本は一雄に教える。そこには忠雄の、一雄へのある思いが隠されていた。
驚く一雄。その時、玄関の戸が開き…。
一雄と忠雄、すれ違い続けわかりあえなかった親子は、はたして親子の絆で繋がることができるのか?
出典:TBS
第9話感想
残念な夫、挽回。
初めて、妻と気持ちを通わせることができた一雄。今まで散々な残念ぶりを発揮していたが、前回あたりからどんどん男前になっていった。
正直「やっとキタか~~~!」という気持ちにもなるが、ダメダメぶりを的確に指摘する美代子のセリフと、それに対し、ちゃんと理解してちゃんと謝ることが出来た一雄の成長が嬉しく感じられた。
チュウさんの懇願
そして、チュウさんの親心。今までは強がってばかりいたが、時間がもう無くなってしまった今、本心を素直に言葉にすることができた。しかし、その願いは現状ではまだ届いていない。
来週の最終回で、一雄とチュウさんの気持ちもガッチリ通いあうシーンが観られるのだろう。これだけ次週が待ち遠しいドラマは今期一番である。
今日のチュウさん~第9話名言~
「親離れ、子離れ、朋輩離れじゃ!略してHBじゃ!これからは鉛筆のチュウさんと呼んでくれんかのぅ」
第9話視聴率は10.1%
第1話:11.1%
第2話:11.7%
第3話:11.1%
第4話:9.6%
第5話:8.3%
第6話:9.0%
第7話:9.0%
第8話:11.0%
第9話:10.1%
動画が無料で。
見逃し配信
第9話の見逃し配信は3月22日20:59まで
最後のダイジェスト放送決定!
最終回の前に、二日連続で前編後編のダイジェストが放映される。これまでのお話をおさらいすることが出来るので見逃した回がある人はこちらも要チェックだ。
3月18日(水)ひる1:55~
『「流星ワゴン」SPダイジェスト<1>』
3月19日(木)ひる1:55~
『「流星ワゴン」SPダイジェスト<2>』
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