流星ワゴンの視聴率第6話感想と第7話あらすじ。チュウさんの生死が
2015/02/26
2月22日放映の
第6話
今回は、橋本親子がメインのストーリー。健太を成仏させたい橋本と、それを拒む健太。そして、そのふたりに忠さんと一雄が協力をする。
出典:TBS
第6話あらすじ
忠雄(香川照之)が現実世界で今にも死にそうな状態にあることを、一雄(西島秀俊)から聞いたチュウさん。今、ここにチュウさんが生霊として現れたのは、死の淵でなにか大きな後悔を抱いた忠雄の、やりなおしたいという強い思いが生み出した状態だった。それが一雄の旅の中に現われた若い忠雄なのだ。橋本(吉岡秀隆)曰く、後悔を消せないまま現実の忠雄が死んでしまえば、生霊の忠雄は永遠にこの世をさまようことになるという。
「ワシが死ななきゃいいんじゃ・・・!」それを知った忠雄は、この時代の自分と接触しようと広島県福山市・鞆の浦の家へ向かってしまった。
しかし、それはタイムトラベルの禁忌である。この時代の老いた忠雄と若い姿の忠雄、本来は出会うはずのない2人が出会えば、時間の流れにゆがみが生じ、すべてが元に戻されてしまう。橋本(吉岡秀隆)からこれまでのやり直しの旅も無かったことになると知り、一雄は健太(高木星来)と大急ぎで忠雄を止めに走る。
鞆の浦・永田家の前で、72歳の忠雄が秘書に囲まれて車を降りた。そのしかめ面はチュウさんの陽気さを微塵も感じさせない。そこへ生霊の忠雄が近づく…が、すんでのところで一雄と健太で止めることが出来た。
この時代の忠雄は一度倒れている。しかし頑なに検査を受けることを拒んだ。その結果、後にガンが発覚した時にはもう手遅れだった。“あのとき検査を受けておけばよかった”…それが自分の死の淵での後悔だと言う忠雄は、一雄にこの時代の自分を説得しろと言う。
しかし、一雄は現実の忠雄とは長く口も聞いていない。ふんぎりのつかない一雄が家の前で躊躇していると、澄江(倍賞美津子)と智子(市川実和子)がその姿を見つける。6年ぶりに実家へ足を踏み入れた一雄は、72歳の忠雄と対面する。
居間には、チュウさんと同じ服装の忠雄がいた。そして、「そのよそもんを外に出せぇ!!」何も聞かずにただただ追い出されてしまった。
母の澄江は、一雄と健太を忠雄に気付かれないよう、離れにかくまった。一雄の好物ばかりを夕飯に出してくれた澄江。「雰囲気が違うような気がして」と言われ、ドキリとする一雄。ワゴンの旅からなんらかの影響を与えられていることに気付いただろうか。
なんとかして忠雄を病院へ行かせたいチュウさんは、「みんなから期待されて、勝負事を挑まれたら嫌とは言わない性分」を利用し、ライバル会社の社長が出る市民マラソン大会に誘い、出場資格として健康診断を受けさせる作戦を伝授する。一雄から妹の智子(市川実和子)を通じて忠雄に伝え、案の定、忠雄はその策に乗った。
しかし、病院に到着したとき、たまたま居合わせたライバル会社の社長から、マラソン大会が嘘であることをバラされ、この作戦は失敗する。
それが納得の行かないチュウさんは一雄に当たり散らす。「親子の絆はちぎれとる。お前が悪いんじゃないか?嫁さんと広樹が離れていったのも、同じ穴のムジナじゃあ」「結局おまえはのぅ、あの親父から逃げとるだけじゃあろうがあ!!」チュウさんはどこかへ立ち去ってしまった。
場面は移り、東京の一雄の家では、参考書のお金を母の美代子(井川遥)に無心する広樹。美代子はお金を渡そうとするが財布に1,000円冊1枚しか入っていない。広樹の参考書は落書きでボロボロにされていた。ふたりの現実は何も変わっていなかった。チュウさんが起こそうとしている現実が引き寄せられているのかもしれない。
一方、鞆の浦の家では、母・澄江に暴力をふるい、自分を謀ったことを叱りつける忠雄。それを知った一雄は澄江に父さんから逃げることを、父さんを捨てることを誘う。
しかし、澄江の返事は一雄の予想外のものだった。「自分勝手でどうしようもない人かもしれないけれど、たった一人のお父さんだ」「私は不幸だと思ったことは一度もない!」母親の忠雄への愛があったことの驚く一雄。今までそんな風に見えたことはなかったのだ。
その間も、澄江を怒鳴りながら呼び続ける忠雄。澄江は忠雄の元へ戻ってしまった。一雄はただただ見送るしかなかった。。。澄江が居間へ戻ると、忠雄はお好み焼きの準備を始めていた。それを見てそっと微笑む澄江。この夫婦の形がここに見えたような気がする。
一雄と健太が隠れている離れに、澄江がその朋輩焼きを届けてくれた。そこに何かを感じた一雄は走り始める。
健太が届けた朋輩焼きを海辺で食べながら、健太に「死」の瞬間について問うチュウさん。「そんなの思い出したくもない!・・・死んだら良いことひとつもないよ」チュウさんにも死の恐怖が迫ってくる。
翌朝、チュウさんが接触する前に、一雄が現れた。忠雄に初めて正面から向き合う。しかし頑なに受け入れようとしない。伝えるべき言葉が見つからない一雄は、本当のことを話し始める。
忠雄に未来の話をする一雄。会社をリストラされて、女房子供を養うことが出来ず、忠雄からもらうお車代を目当てに、週に1回見舞いに来ることになる未来を。
「運命は変えられるってことを証明してくれ。頼む、行きてくれ!親父!」一雄の人生の中で、初めてではないだろうか。本当の気持ちを伝えられた。本気でぶつかることができた。
しかし・・・忠雄にはまったく響いた様子はなかった。「お前のお涙頂戴な話しなんか聞きとうないわ!二度と親父と呼ぶなと言ったろうが!」病院に行く気もなく、変わりない忠雄の態度に、皆が落胆した。
「私の気持ちを代弁してくれた。自慢の息子だわ。いつでも帰ってきなさい。ここがあんたのウチだから。」
身体が痛みだすチュウさん。「やっぱり現実を変えられなかったから・・・!」とチュウさんを心配する一雄と健太。しかし、チュウさんは悶えながらもニヤリとする。「ワシがここにおる理由がやっと分かったんじゃぁ」
そして次週、最後のタイムトラベルが始まる。
第7話あらすじ
スポンサードリンク
現実世界の忠雄(香川照之)は容態が急変したものの、蘇生措置によって奇跡的に持ちこたえた。だが依然として危険な状態に変わりはなく、その時は刻一刻と近づいている。「一雄のこと、待ってるんだよ」…ベッドに横たわる忠雄を見つめながら、澄江(倍賞美津子)は智子(市川実和子)に呟く。
同じ頃、生霊の忠雄を襲っていた苦しみもパタリと止み、橋本(吉岡秀隆)が次の分岐点へとワゴンを走らせようとした時、健太(高木星来)が嫌だと叫ぶ。澄江の言葉に勇気をもらった健太は、母親が自分のことを覚えているかどうか確かめる決心をしていた。「今度は逃げないから」そう覚悟を示す健太に橋本は言う。母親に会うということは、未練を断ち切って成仏することだと。うなずく健太を、橋本は微笑んで送り出す。しかしその笑顔の裏に何かが隠されていると、忠雄だけが感じ取っていた。
その夜、忠雄は橋本を居酒屋に連れ出す。たまには親父同士も良いだろう、と豪快にビールを煽った忠雄は、橋本に問いかける。
「お前、ほんまに健太をジョーブツさせたいんか?」
翌朝、橋本をだけをワゴンに残し、一雄(西島秀俊)たちは健太の母親の家へ向かう。成仏するには、夜が明ける前に蓼科峠の事故現場へ戻らなければならない。意を決して母親に会おうとする健太。だがその前になぜか忠雄が立ちはだかり…。
出典:TBS
第6話感想
今までのチュウさんの行動パターンを見ていると、実は、年老いた忠雄もあんなことを言ってはいても、こっそり病院へ行くのではないかという印象を持ってしまった。しかし、ラストのチュウさんの痛み方を観れば、その可能性は低いのかもしれない。これはどちらかというと「そうであって欲しい」という希望である。
第6話に来て、やっと一雄が残念な息子から脱却しそうな兆しである。あとは忠雄が残念な父親からの脱皮をしてくれると良いのだが。。。東京の家も鞆の浦の家も、まだまだ現実は変わっていない。次週が最後の「行くべき場所」に到着するとのことだが、そこから先に起こる出来事は残り4話分を通して、丁寧に描かれるだろうと思われる。
あわせて読みたい
【流星ワゴン】選TAXIのパクリ疑惑浮上!関西テレ炎上の危機勃発
【流星ワゴン】ドラマ第1話の感想とあらすじ、キャスト相関図と番組グッズも。
今日の一雄~第6話名言~
「あんたに生きて欲しいと想っている人がいるんだ。母さんも、智子も、伸之くんも、俺の朋輩も!」
最後の朋輩が泣かせる。
第6話視聴率
第1話:11.1%
第2話:11.7%
第3話:11.1%
第4話:9.6%
第5話:8.3%
第6話:9.0%
動画が無料で。
見逃し配信とダイジェスト版
2015年3月1日までオフィシャルの動画が無料で観られる。
1話から6話までのダイジェスト、
TBS無料見逃しオンデマンド配信はこちら
スポンサードリンク