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問題のあるレストラン6話感想7話あらすじ。前園出演とビニール傘

      2015/02/24

元日本代表前園の出演。

2015年2月19日(木)に放映された第6話。今まで、沢山張られていた伏線がいよいよひとつに束ねられ、強いうねりとなって走りだす。第6話では、複数の出来事がオムニバスのように散りばめられていた。

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出典:フジテレビ

今回、最近、メディア露出が増えており、ワイドナショーでの発言も人気となっている元サッカー日本代表選手だった前園真聖がゲスト出演した。「セリフは一言だけ」とのことだったので、そこを見逃すまいと注目した人も多かったのではないだろうか。

ハイジの恋の相手を連れてくるお客さん

その役どころは、安田顕演じるハイジが恋をしているお客さんと同席しているお客さんというもの。恋をしている相手は、第5話でYOU演じる烏森とデートをしていた、あのイケメン。前園はその友人といった感じだ。

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出典:フジテレビ

出演は2回。2日に渡ってビストロフーのランチにやってくる。注目のセリフは、ハイジが二人連れの前園達に対し、恋した相手にだけシェフからのサービスデザートを提供した時に、その恋の相手は辛党で甘いものは要らないと断る。そこで、前園が「食べないんだったら俺食べるよ」と2回とも引き取るというもの。常連という設定らしいが、今後の出演は・・・

 

第6話 あらすじ

門司のわがまま

門司(東出昌大)がビストロフーに現れ、自分のポトフを持ち込んだ。そして「俺の嫁になれ」とたま子に迫る。「俺の料理を否定するやつとは一緒にいれない。だから俺はこれを作った。これを食って俺の嫁になれ。」論理としてはめちゃくちゃだが、たま子は門司が、「あなたの料理には心がない」と言ったたま子の言葉を気にしていたこと、まだ自分に対して気持ちを持っていることを理解する。

もちろん結婚は断ったが、「また来ても良いの?」という門司の言葉には、嬉しそうに頷いた。

不幸の始まり?

御札で封印された箱がビストロフーの厨房奥から見つかる。「こんなのは軽く開けちゃえばいいのよ~」とYOU演じる烏森が開けてしまう。中からはお経のような筆文字の書かれたしゃもじが現れた。

その後、ビストロフーのメンバーに不幸が続く。アパートのシャワーが壊れ、お風呂に入れなくなったり、客のワガママに振り回されたり、いろいろなことが起こり始める。

喪服ちゃんの帰還

戻れずにビストロフーの周りをウロウロしていた喪服ちゃんこと二階堂ふみ演じる新田をたま子が見つけて連れ帰ってきた。「アタシが居ないとこの店60日で潰れますよ」と強がりを見せながらも、みんなに受け入れられてホッとした様子だ。

そこへ、新規客が訪れた。星野に連れて行かれたマンションで居合わせた男たちだ。

その客の大声が店中に響き渡る。「バニーガールの格好をさせられていた」「真面目な顔で事業計画をプレゼンするから大爆笑で」「連れてきた男は10万受け取って」「つまんないからストッキングを被せて面白い顔にしてあげた」事の顛末をおぼろげながら把握したビストロフーのメンバーは、全員で新田を守り、その客を追い返した。

その夜、新田がたま子に静かに語った。

「私、人生で今までテンション上がってます。今まで恋愛の曲を聞いて共感することなんてありませんでした。今ならできそうです。」

「一度も好きになってもらえないまま、10万円で売られた女の子のラブソングってありますかね?」

たま子の鉄槌と藍里のアシスト

鏡子「そんなことってある?」

千佳「そんなの普通でしょ。もっと酷いことだって在るよ」そう言いつつ、仲間を傷つけられたことに苛立っている。

翌日、シンフォニックへ乗り込むたま子。たま子は新田の願いを叶えるために来たのだ。支配人の土田に星野を呼び出す様、依頼する。しかし、いつもの様にオンナをバカにした態度で、まともに取り合おうとしない。

そこへたまたま同じタイミングで現れた藍里。最強の空気読まない感を逆手に取り、土田を翻弄しストーカー被害を公表した。「男の人って自分より頭の良い女を見つけると、怖いで片付けますよね~?(笑)」そこに世間への公表に対する脅しを感じ取った土田は星野を呼び出す。

果たして対面したたま子と星野。新田が願ったことを伝える。

彼が本当にお金を受け取ったかどうかを確かめたい。」厨房で騒ぎを聞いていた星野は開口一番「金でしょ?独り占めするつもりはなかった。全部渡す。」と10万の金をたま子に握らせようとする。それを受け取らず、たま子は新田の伝言を伝える。

『(恋愛は)プラマイゼロなんです。お別れするときに涙が出るのは。 出会ったときに笑顔があったからだって思うんです。だから、こう伝えてください 』そう言って涙を流していた新田が伝えたかったことは。

「ありがとう。楽しかった。嬉しかった。好きでした。さようなら」

その気持ちが、星野に届いたかどうかはわからない。

 停電から見えたもの

急な停電。辺り一帯のビルも含めて明かりが消えた。シンフォニックが営業を中止する中、キャンドルの明かりだけで営業を続けるビストロフー。シンフォニックを追い出された客を連れて、藍里が現れた。そしてビストロフーのメンバーとして、手伝っていく。その中で藍里はさすがのホールさばきの活躍をする。

店の営業終わり、看板をしまおうとしているところに、門司が現れた。世間話から、昼間の、たま子がシンフォニックに乗り込んだ時の話しになる。

揉めていた時、門司は「途中には途中から音楽を聴いてたから騒ぎの内容は聞いていない。」「俺には関係がないと思ったから。」という門司に憤慨するたま子。門司にはたま子がなぜ憤慨しているのかわからず、たま子には門司がなぜ関心すら持たないのかがわからない。そこで、こんな喩え話をする。

傘立てにビニール傘が並んでるの。

最初に傘泥棒が来て、ビニール傘をさしていくの。

次の人が傘をさして帰る。そして次の人も気付かずに傘をさして帰る。

そして、最後の人は、一本も傘が残っていない。

2番め3番目に来た人は、気づいていなくっても傘泥棒と同じだと思うの。

責任があるとは言わない。

でも、最後に濡れて帰った人の気持ちを考えなきゃいけない。

しかし、この話も門司には届かなかった。「難しく考えすぎだろ?もっとシンプルでいいんじゃないの?」そう言われ、こころの決別をするたま子。「できない。」「あたしも友達も・・・・」そこで言葉を区切りその場を離れていった。

烏森の本職

烏森が改まって、たま子に話しがあるという。「そろそろ本職を再開しようと思って・・」

烏森が取り出してみせたのは弁護士バッジ。以前、大きく被告人に傷を負わせた過去から10年間休業していたのだという。

今までのたま子達の経緯を観ていた烏森。「てゆか、腹に据えかねたってゆうか。」世の中はお花畑だけじゃない。泥の中の人が孤独になっちゃったら、誰かが泥の中に入って助けなくちゃいけない。怒るだけじゃダメ。自分には正しく泥の中に入って助ける力があるのだと穏やかに語る烏森。

「藤村サツキさんに会わせて。」

「株式会社ライクダイニングサービス取締役社長を訴えるの。」

涙を流しながら、無言で頷くたま子。

次回、ドラマが大きく動いていく。

 

第5話 感想
あなたの持つ嫌悪感の正体。

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「問題のあるレストラン」当初は、ポンコツなオンナ達の、それぞれの人生に「問題がある」から、このタイトルなのだと言われていた。しかし、放映が始まると彼女たちだけではなく、それを大きく上回るポンコツな男たちが満載だった。もう本当にポンコツ見本市かというくらい、パワハラ・セクハラだけに留まらず、妻への精神的DV、ストーカーと女への暴力、金で女を売るなどなどなど・・・・女をモノとして消費していく男ばかりが表現されていた。

SNSでの反応を見ていると、その表現のデフォルメされたリアルさに嫌悪感を感じる人も多かった様のだが、この嫌悪感には2パターンあった。

ひとつは、加害者側に自分のポンコツ要素が潜在的に含まれている場合、そこに自分の嫌な部分を投影して嫌悪するものと、もうひとつは、被害者側に自分の要素を感じて、残っている傷が痛んで目を背けてしまうものだ。

6話ラストの烏森の発言は、後者の気持ちを代弁し、癒やされるチャンスを示すものだった。たま子の涙はそれを正しく受け取っったものだと思われる。ここまでこのドラマを見続けている人は後者の人が多いのではないだろうか。だとすると、来週以降、今までの不快感が濯がれていくだろう。

第6話の中で、印象的なシーンがあった。森のような公園の中で、千佳と新田と藍里が睦まじくイヤホンで曲を聞きながら、3人でお茶をするシーンだ。それぞれが大きな傷を負っている。それぞれがやっと、ビストロフーという安心できる場所を見つけた。そんな穏やかな表情であった。

千佳のつぶやく「生きててよかった」・・・それはとても重い言葉であった。

いよいよ来週から反撃の狼煙があがる。これまでのストーリーから察するなら、楽に逆転はせず、苦汁をなめることもあるだろうが展開が楽しみである。

 

第7話あらすじ(ネタバレ注意)

 たま子(真木よう子)結実(二階堂ふみ)千佳(松岡茉優)らが共同生活を送っている部屋に、いきなり藍里(高畑充希)が引っ越してきた。藍里は、寝起きで呆然としているたま子たちなどお構いなしに大声で自己紹介をすると、引っ越し業者とともに荷物を運び込む。

藍里は、仕事中も一方的にしゃべり続けていたが、誰よりもよく動き、客ともすぐに打ち解けた。それを見たたま子やハイジ(安田顕)は、藍里は『ビストロ フー』の戦力になると認める。1週間連続で黒字を記録するなど着実に客を増やしてきたたま子たちは、このチャンスをものにしようと動画サイトにレシピも公開する。

フーとは対照的に、『シンフォニック表参道』は客足が落ちていた。本社から新しいメニューを押し付けられた門司(東出昌大)は不満を隠せない。
 ある日、ランチタイムを終えた千佳は、母親の奏子(堀内敬子)と再会する。奏子は、宇宙ロケットの開発をしているという恋人の寺川草輔(菅原大吉)と一緒だった。寺川の仕事の都合で北海道に引っ越すことになった奏子は、一緒に暮そう、と千佳に持ちかけるが…。

そんな折、たま子たちは、限定販売されているまぼろしのベーコンに目をつける。その生産者を訪ねてとある牧場を訪れたたま子らは、そこで門司たちと遭遇。ベーコンの契約をめぐって、どちらが美味しい料理を作れるか対決することになってしまう。

出典:フジテレビ

第7話予告動画はこちら

『問題のあるレストラン』公式サイトにて配信中。

 

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