まるまる妻第5話感想あらすじ動画も。ついに○○妻の過去が明らかに
2015/02/25
ひかりの謎のひとつ、
壮絶な過去が語られる。
2015年2月11日(水)22:00から放映された『○○妻』(まるまるづま)いよいよストーリーが佳境に入ってきた。そして、壮絶な過去が明らかとなった。あらすじと共に紹介したい。
出典:ntv
「私は・・・人を殺した犯罪者です」
残念な夫
フジテレビ系の残念な夫を意識してのことだろうか。正純がどんどんポンコツな残念夫になっていっている。ひかりの心を得たいばっかりに、こじれていく正純の心。まるで、駄々をこねる子供返りをしていってる様だ。「契約妻なら浮気しても良いよな」そう言い放って、風谷の家へ訪れたり、番組スタッフにもいちゃもんを付け怒鳴り散らす始末。
キャスターとしては『純粋さ』が売りになっているが、果たして純粋さとただのワガママは、傍若無人との紙一重なのではないだろうか。
残念な家族。
人を疑う姉たち。自分は悪くないと信じている母。話す気にもならない息子。
そんな中、父が危篤に陥る。一時的に回復した時、やっとその重い口が開いた。
DVの父の過去、暴力の理由は、妻に愛されたい一心がネジ曲がってしまったものだった。「俺はお前たちのお母さんを心から愛しているのに、お母さんは俺の顔も見たくないんだ。お母さんが愛しているのはお前たち(子どもたち)だけなんだ。」その気持ちが強くなればなるほど、妻は顔を背け、夫は妻と子供に手を上げてしまう負の連鎖が生まれていたのだ。
そして父は、家族の元から旅立っていった。
誰にも言えない闇
「本当の気持ちを話し、お互いの気持を隠したまま生きる最悪な夫婦にはなりたくない。」
「本当のことを言っても、お前にどんな酷い過去があっても、受け止めてみせる。」
「お前の心の底からの笑顔を観たことがない。」そう、語る正純に、ひかりは決心し、過去を話し始めた。
同じ病院で、当時あかりは22歳でただの入院患者だった。入院理由は自殺未遂だった。食事にも手を付けず、誰とも口を利かなかった。
その時、同じタイミングで、取材で骨折をして入院していた正純がリンゴを差し出した。その出会いから正純に心を惹かれたひかり。そして、正純の退院の日、「キミは人を助ける仕事が似合う。例えば看護師とか」と言われたことがきっかけとなり、その後、ひかりは看護師となったのだ。
高校の時、駆け落ちをした。でも妊娠したことがわかると彼は逃げていった。意地になって、子供をなんとか一人で子供を産んだ。だけど、子供は自分に懐いてくれなかった。泣き止まず、泣き続け、お金も無くなり、エアコンもない、うだるような暑さの中、誰にも助けてもらえず、ひかりの心は限界に達し、その部屋からに逃げた。
アパートを飛び出し、一晩中、知らない男と呑み、酔っぱらい、歩きながら訳のわからないことを叫び続けた。
いつのまにか朝になって、自分がとんでもないことをしてしまったことに気が付いた。そして、慌ててアパートに帰ってきた時。子供の身体はすっかり冷たくなっていた。保護責任者遺棄致死。それがひかりの罪の名前だ。
少年院から出てきたとき、私をかわいがってくれてた父親は自殺していた。母はすでに他に男を作っていた。
そして、自殺をはかり、死にきれず、入院した病院で、正純から真っ赤なリンゴと生きる勇気をもらったのだ。
それから今日まで、ひかりにとってリンゴは、心が揺らいだ時の生きる支えとなっていたのだ。
そして、過去についてのすべての告白が終わった。
「こんな私で良かったら、結婚して下さい。お願いします。」
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「今日は・・・お互いもう疲れただろう。今日はもう寝よう。明日ゆっくり話をしよう。」そう言って正純はリビングを去っていった。告白に対するなんのコメントもなく。
リビングに立ち尽くすひかり。
そして、次週、ひかりの過去がなぜか外部に漏らされる。
第5話 感想
ひかりの心中を察すれば、正純はここで、一言でも良いから何か言葉をかけるべきだったのではないだろうか。ひかりを『愛している』と叫んでいても、その本当の中身は「自分にフォーカスしているだけ」なのが丸見えなのだ。相手の気持ちや立場、目線に立ち、相手の欲しているものを見抜く力、それが備わっているはずの人気キャスターであったはずだが。
やはり、自分自身が、心を許しあっている両親の元で育っていないことが大きく影響しているのだろう。相手の心の機微に繊細に気がつくスペックが成長しないまま、大人になってしまったのだ。それが、正義感にだけあふれるその姿勢にも現れていると思われる。
次回以降、追い打ちをかけるように、ひかりの謎が暴露されていく。そのなかで、正純は本当の愛の形に気がつくことはできるだろうか。
更なる謎が明かされる今後
第6話(2/18放送)
「イヤホンから流れていた音は○○でした」
第7話(2/25放送)
「私と一緒に居ない方が正純さんは幸せなんです」
第8話(3/4放送)
「○○だから”森のくまさん”を口ずさんでいました」
『妻とはなんぞや』を描きたい。と語っている脚本家・遊川和彦。今後のストーリー展開に目が離せない。
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