心がポキッとね。第1話は?感想と視聴率あらすじキャスト相関図。
2015/04/09
阿部サダヲが
フジテレビ復活。
2015年4月8日(水)22時からフジテレビ系列でスタートする『心がポキッとね』。主演の阿部サダヲ含め、水原希子、山口智子、藤木直人をメインに、過去の失敗や心の傷のせいで、不器用にしか生きられず、とにかく他人にとっても、自分自身にとっても究極に面倒くさい存在となっている、いわゆる「病んでるオトナ」男女4人のラブコメディーだ。
阿部サダヲは、民放での連続ドラマ主演は、2011年の『マルモのおきて』以来となる。(※2014年9月にはマルモのおきてスペシャルが放送されている。)
物語の舞台は東京。アンティーク家具店で家具の修理を担当している小島春太(阿部サダヲ)は、以前勤めていた大手企業を、オーバーワークとまわりからのプレッシャーで心を病んで退社。
仕事も家庭も失って、ホームレス生活をしていたが、アンティーク家具店のオーナー、大竹心(藤木直人)に拾われ、その家具店で、一人ひっそりと作業をしながら暮らしている。
自分の決めたルールをかたくなに守って、一人の世界に閉じこもり、自分の心が常に落ち着いていられるように、ストレスを感じないように…。
そんな春太の、閉ざされた世界に突然飛び込んできた葉山みやこ(水原希子)。彼女は、男に惚れるとまわりが全く見えなくなり、のめりこんでしまうストーカー気質。
恋愛がらみで警察沙汰になり、以前勤めていた会社を退社している。偶然街で窮地を救ってくれた男に惚れ込んでいるが、どこの誰だかはわかっていない。
その男というのは、実は春太の恩人でもあるアンティーク家具店のオーナー、大竹心だった。しかし、心には美しく知的な彼女、鴨田静(山口智子)がいた。そんな完璧な女性・静は、実は春太の元・妻。心には過去を言えないまま…。
出典:フジテレビ
第1話あらすじ
ネタバレ注意!
とにかく病んでる人ばかり。
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小島春太(阿部サダヲ)は、アンティーク家具の倉庫の一角に作った住居スペースで目を覚ました。いつものように瞑想ガイダンスを聞き、深呼吸をすると、身支度を整えて出かけていく。
春太が着いたのは、大竹心(藤木直人)が社長を勤める家具店「リオ ボニート」だ。家具の修理担当として働く春太に、店員の糸山扶美(徳永えり)が声をかけてくる。
一見、癒やし系ながら、自分にお節介を焼く扶美が春太は苦手だった。店にはほかに、何も考えてなさそうな富田涼(永瀬匡)、やる気が感じられない庄司加代子(池津祥子)もいた。
同じ頃、葉山みやこ(水原希子)は、スーツケースを引いてアパートを出る。悪態をついて階段を降りると、そこらの物を蹴り上げて行く。やがて、アルバイト先にやって来るが、店長からクビを通達されてしまう。ピンと来て周囲を見回すと、人影が走り去るのが見えた。みやこは、その方向を睨み付ける。
夕方、仕事を終えた春太は、家具店を出ると以前から気になっていた「白神メンタル相談所」のドアを叩く。春太を迎えたのは、所長の白神(山西惇)で…。
その頃、駆け出しの空間コーディネーターの鴨田静(山口智子)は、完璧なディナーを用意すると、テレビでスポーツ観戦中の心に声をかける。一瞬の迷いがありながらも、心は気持ちよくテレビを消すと、料理を見て絶賛。嬉しい静は、料理を写真に撮ると即座にブログにアップする。
カウンセリングを終えた春太は、公園の大きな桜の木に目を留める。木の下には桜を見つめるみやこがいて、そのあまりの美しさに春太は見とれてしまう。
すると突然、みやこが堤防に登り始めた。そこへ猛スピードで牧野江里子(山下リオ)が走って来る。ここにヘンな女がいただろう、と聞かれた春太は…。
出典:フジテレビ
キャスト登場人物
小島 春太:こじま はるた(40歳)
阿部サダヲ(44歳)
心の病で家と家族、職を失い、一人の世界に閉じこもっている。
出演歴
『マルモのおきて』高木護 役
『医龍 -Team Medical Dragon』荒瀬門次 役
『アンフェア』小久保祐二 役
など
葉山 みやこ:はやま みやこ(26歳)
水原希子(24歳)
ストーカー気質で警察沙汰の経験も。とある片思い中。
出演歴
『信長協奏曲』市 役
『失恋ショコラティエ』加藤えれな 役
『進撃の巨人 映画版』ミカサ 役
など
大竹 心:おおたけ しん(38歳)
藤木直人(42歳)
春太を雇った店長。顔も性格も良いが悩むことが苦手な超ポジティブ。
出演歴
『信長協奏曲』 竹中半兵衛 役
『ドクターX〜外科医・大門未知子』近藤忍 役
『ホタルノヒカリ』高野誠一(ぶちょお) 役
など
鴨田 静:かもだ しずか(45歳)
山口智子(50歳)
幸せを求めて自己啓発にハマっている。自分に自身のない人。趣味はブログ。
出演歴
『ロングバケーション』葉山南 役
『ゴーイング マイ ホーム』坪井沙江 役
『向田邦子の恋文』 向田邦子 役
など
相関図
出典:フジテレビ
主題歌:星野源「SUN」
出典:星野源オフィシャルサイト
2015年5月27日(水)リリース。前のシングルから約1年ぶりとなるシングル第8段。
「壊れそうになりながらも必死に生きる人々が、
すべてを忘れて楽しく踊りまくる姿を想像しながら作りました。」
出典:星野源オフィシャルサイト
2012年には、くも膜下出血と診断され、全てのアーティスト活動を休止していたが克服し、2014年2月に日本武道館で復帰ライブを行なっている。所属は、音楽業では「アミューズ」。俳優業では阿部サダヲと同じ「大人計画事務所」。
スタッフ
脚 本
岡田惠和
『最後から二番目の恋』
『おっぱいバレー』
『ボクの妻と結婚してください。』など
村沼也克
『鍵のかかった部屋』など
編成企画
若松央樹
『最後から二番目の恋』『のだめカンタービレ』
『失恋ショコラティエ』など
野崎理
『ロボファイター』『世にも奇妙な物語 2015』
『新・奇跡の動物園旭山動物園物語2015~命のバトン~』など
プロデュース
森安彩(共同テレビ)
『アタシんちの男子』
『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』
『スモーキング・ガン』など
演 出
宮本理江子(フジテレビ)
『最後から二番目の恋』
『それでも、生きてゆく』
『風のガーデン』など
都築淳一(共同テレビ)
『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス』
『ママとパパが生きる理由。』など
宮脇亮
『最後から二番目の恋』
『ファーストクラス』など
制 作
フジテレビ
制作著作
共同テレビ
原作ネタバレ注意!
原作はナシ!
オリジナル脚本。
奇想天外に絡み合う人間関係を軸に、人と人とが心の奥深くでつながる関係を模索する姿を、軽やかに明るく、ブラックユーモアを交えて描き出します。喜劇であると同時に、現代が抱える心の問題をとらえ、共感を呼ぶ泣きと笑いのドラマ。
アルジャーノンに花束をの脚本家!
今期の春ドラマで、山下智久主演の『アルジャーノンに花束を』は、2002年にユースケ・サンタマリアが主演し、大きな反響を呼んだドラマのリメイクとなるが、その2002年バージョンの脚本を手がけたのが、岡田惠和氏である。
また、岡田惠和氏の真骨頂は『大人の恋愛』。今回も”ラブコメディー”と銘打たれているので、恋愛要素も含まれてくるだろうことは用意に予測できる。その辺りも含め、楽しみなドラマである。
ズラしてきたフジテレビ
毎回、話題になる日テレとの水10対決。前クールでは、日テレ『◯◯妻(まるまる妻)』にフジの『残念な夫』は大敗を期してしまった。
◯◯妻が、全話の平均視聴率14.27%のところ、残念な夫は7.68%。話数が進むごとに、残念な夫は残念なストーリー運びとなり、離れていく視聴者が相次いだ。
今回の『心がポキッとね』でも、相手は、前評判も期待値も高い堺雅人主演の『Dr.倫太郎』である。
両ドラマとも『心の闇』をテーマに、日テレは重々しく、フジはコメディータッチで描いていく。前期と同じ構図であり、苦戦は見えているが、今回は少し異なる部分がある。
『心がポキッとね』は、4月8日放送開始。『Dr.倫太郎』は、4月15日。
ドラマ好きな人は、同じ時間帯に重なっていても、どちらかを録画して、どちらかをリアルタイムで観ることが多い。傾向としては”面白い方”をリアルタイムで観るようだ。
これが先行逃げ切りとなるのか、やはり視聴者流出してしまうのかは、第1話の出来次第となる。
第1話感想
やっぱりみんな病んでいる。
病んでいるのは、メインキャストの4人だけ、かと思っていたが、蓋を開けてみたら、出ているキャラクターすべてが『何かしら病んで』いた。
大竹心(藤木直人)の店リオボニートの店員達。
松岡茉優似の店員、糸山扶美(徳永えり)は、人にばかり関心を強く持ってしまう共依存。
ぽっちゃり体型の庄司加代子(池津祥子)は、盗み癖(第1話では、コーヒーフィルターとスティックシュガーを盗んでいた。)
富田涼(長瀬匡)は、まだ詳しく出てきていないが、おそらくざっくばらんな単純さを持ち合わせているのだろう。
このドラマでは、登場人物はあまり増えていかないと思われるが、恐らく前期の作品『問題のあるレストラン』の様に、出演者がみんな『闇』を抱えているのだろう。
阿部サダヲの長台詞が圧巻!
白神メンタル相談所で春太が自分語りをした時間は、なんと7分間。カットせず長回しで撮影されたとのこと。
その他の場面では「あ、いや・・・」と言った感じで長いセリフはあまりないのだが、圧巻の長台詞であった。さすがは阿部サダヲである。
ライバルは渡辺美奈代
空間コーディネーターの鴨田静(山口智子)のライバルのブログが何度か登場したが、そのライバルの女性は、渡辺美奈代だった。波野栞という名前で今後も頻繁に登場することが推測される。実際に静と対面する場面も描かれる回があるかもしれない。
医療監修:香山リカ
このドラマでは、精神的なストレスや問題を抱えている人を描いているのだが、臨床心理士であり、精神科医の香山リカ氏が監修している。
辛辣な評論家としても名を馳せている香山リカ氏が監修しているとなると、かなりリアルな心理描写が期待できる。
感想まとめ
全体的に、落ち着いて安心して観ていられる第1回であった。コメディータッチでありながら『残念な夫』の様に奇抜な演出や場面はなく、実力派の俳優が揃っていること、脚本に無理がないこと、演出も小洒落た大人っぽさなどが調和され、往年のフジテレビの良い”ドラマ感”が出ていたと感じられた。
水10対決の「Dr.倫太郎」との比較は来週から始まるが、上質なドラマとして期待値が上がる第1回だった。今後の展開も楽しみである。
各話視聴率
※放映後、随時更新
4月8日 | 第 1 話 | 10.4% |
4月15日 | 第 2 話 | ***% |
4月22日 | 第 3 話 | ***% |
4月29日 | 第 4 話 | ***% |
5月6日 | 第 5 話 | ***% |
5月13日 | 第 6 話 | ***% |
5月20日 | 第 7 話 | ***% |
5月27日 | 第 8 話 | ***% |
6月 3日 | 第 9 話 | ***% |
6月10日 | 第10話 | ***% |
6月17日 | 第11話 | ***% |
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