同性婚のメリットデメリット。レズビアンの現実。一ノ瀬杉森が挙式会見
2015/01/01
”美女” 同士の結婚
出典:Yahoo!ニュース
TBS系「サンデー・ジャポン」のコメンテーターなどで知られるタレントの一ノ瀬文香(34)と日本テレビ系「ウーマン・オン・ザ・プラネット」に出演中の女優杉森茜(28)が来年4月19日に都内で挙式・披露宴をすることを発表。芸能界では異例の女性同士の挙式とあって、注目が集まる中、21日に都内でそろって会見を行った。
今日の記者会見についての記事です☆ ↓『同性婚 一ノ瀬&杉森が会見』 http://t.co/uRm4GMF9PG pic.twitter.com/BYzjlLVmXC — 一ノ瀬文香 (@ichinoseayaka) 2014, 12月 21
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一ノ瀬は以前よりレズビアンであることをカミングアウトしており、自身のブログでも”レズビアンあるある”を掲載するなど、オープンに語っている。ミュージカルを中心に活動中の杉森も「女性が好き」であることを自覚していたという。2人は新宿で出会った。
二人の出会いは、「一昨年の12月、バイセクシュアルのオーナーが営むバーへ、お互い(別々に)飲みに来たんです」と一ノ瀬。会計が同じタイミングで一緒に帰ることに。杉森は「バイバイした時、手が触れて、この人と仲良くなるかも」と直感したという。2013年2月から交際を開始し、ブログなどでも交際を公表していた。
会見では自然と腕を組み、見つめ合う瞬間があるなど、仲の良さがよく伝わってきていた。終始、会見をリードしていた年上の一ノ瀬。ふたりの関係も一ノ瀬がリードしているかと思いきや、彼女のオフィシャルブログによると、意外にも杉森のごきげんを伺ったりする場面も綴られている。
何のために結婚を公表するのか
結婚公表後はツイッターやブログなどで多くの意見が寄せられたといい、ほとんどが応援や祝福だったというが、一部は批判もあったという。お互いの両親への報告も済ませているが、「何のために公表するのか」を明確にするよう声をかけられたとのこと。一ノ瀬は「同性のカップルはいっぱいいるけど、まだまだ世間の理解はあまりなく、ほとんどが内緒にしている。内緒にしたままでは何も進まない。婚姻もできないので、できるようにしたい。そのためには可視化が必要だと思った」とその熱い思いを明かした。
一ノ瀬文香 「自身の性自認」について語る
同じセクシャルマイノリティーの中でも性自認は様々で、ひとくくりにしてはいけない。好奇の目で見るのではなく、ありのままを受け入れる姿勢が一般社会の中でもこれからは必要になってくると思われる。
本来、レズビアンの定義とは、 “女性として女性が好きな人のこと“である。 しかし、 現実、二丁目レズビアンの中には、 “体も戸籍も女性だが、心は中性(もしくは性別無し)と自覚している上で女性が好き“で、レズビアンと自分のことをいうコも多い。 ちなみに、ワタシもこれ。 “体も戸籍も女性だが、心は中性(もしくは性別無し)と自覚している上で女性が好き“な人を表す定義が無いのだ。 なので、現実として、 “体も戸籍も女性だが、心は中性(もしくは性別無し)と自覚している上で女性が好き“という人も広義で、レズビアンに含められている。
出典:Ayaka Ichinose OfficialBlog
一ノ瀬は今まで抱いていた性差別撤廃への思いを、ふたりの結婚を公表することで、世間への認知に貢献していきたいとの考え。 かねてよりセクシュアルマイノリティーに対する世間の偏見を疑問視している一ノ瀬。「政治家の方と話したことがあった。でも、(セクシュアルマイノリティーの存在が)見えないから、どうしていいか分からないと言われた」 「(日本は)同性愛者に理解がないし、法整備もされていない。
なので(タレント活動している自分の同性婚の)可視化が一番と思った。他の人につなげられればと」自分たちだけの問題として捉えるのではなく、全てのマイノリティーに及ぼす影響を視野に入れての公表だ。この会見の前にも、一ノ瀬のブログやツイッターを中心に、逐一ふたりの進捗を報告している。
日本では法的に同性婚は認められていない。「役場で公正証書を作ろうと思います。(通常の)夫婦が保障されることを書面にしておこうと。お金関係とか、決めごとを」同性同士のカップルでは養子縁組をする場合が多いが、養子縁組をせず、公正証書を作成し、財産分与など結婚にまつわるすべての事柄を書面に起こし、役所に届け出る予定とのこと。
一般的に、同性同士のカップルが養子縁組を届け出る理由としては、「今まで歯を食いしばって稼いできた財産を愛する人に第一に遺したいから」というものが代表として挙げられる。しかし、本来の婚姻の意味を考えると”養子縁組”は彼ら・彼女たちの本意ではないのだ。だからこそ、このふたりは養子縁組を選ばなかったのである。
新しい”幸せのカタチ”を創っていく
一ノ瀬は同棲生活について「洗濯はそれぞれ。掃除は分担。料理は気が向いた人がする」と説明。では、夜の営みはどうなのか――。一ノ瀬は「私が迫ります。指と舌で(苦笑い)。道具には頼らない」と豪語。杉森は「やめてぇ~!」と赤面。すべてを包み隠さず語っていく姿勢と覚悟に、清々しい好感を覚える。
子供については、「養子はほしい」と杉森。レズビアンの同性婚の場合、他者からの遺伝子提供でパートナーのどちらかが産むケースや、両親のいない子供を養子縁組するケースなどがある。このふたりの場合は、杉森は養子縁組を希望している。一ノ瀬も「茜ちゃんのほうはいつかはほしいと言っているので、受け入れる準備ができたら協力して育てたい」と前向きに答えている。今後もこの二人の動向に注目したい。
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